普段の業務やブログ執筆などはMacBook Proを使用していますが、AI関連の作業やUnityなどの3D関連の作業はWindows PCを使っています。モニターやキーボード、マウスはこの2つのPCで共有しているため、作業を切り替える際には、それらのデバイスの接続先も切り替える必要があります。
しかし、この切り替える作業が意外と手間でストレス。特にモニター。
- モニターのボタンを押す
- 「入力」メニューを選択
- 別の入力(HDMI2など)にカーソルを合わせる
- 決定する
モニターの入力を切り替えるには、モニターの押しづらいところに配置されているボタンを、最低でも4回は押さないといけませんでした。
今回、このストレスから解放するために、「Anker HDMI Switch (4-in-1 Out, 4K HDMI)」を導入することにしました。Anker HDMI Switchは、複数デバイスを使用していてモニターの入力切り替えにストレスを感じている人におすすめのHDMI切替器です。

開封
開封時の写真を撮り忘れたので、まずは内容物の説明から。

内容物は以下の4点。
- Anker HDMI Switch(本体)
- USB-A to Cケーブル
- リモコン
- マニュアル、保証書等(写真撮り忘れ)
USB-A to Cケーブルは本体への給電用です。USB充電器は付属していないため別途必要です。リモコンも電池が付属していないので用意しましょう。
保証は18ヶ月 + 6ヶ月(製品登録後)。さすがのAnkerです。
外観
本体

本体はコンパクトでシンプル。Ankerのロゴも主張が控えめでデスクに置いてもうるさくない。

前面には、現在選択されているデバイスを示すLEDインジケーターがあります。❶〜❹はボタンのように見えますが押せません。一番右もボタンっぽいけど赤外線の受光部です。

背面には5つのHDMI端子。左端の1つがモニター出力用、残りの4つがデバイスからの入力用です。

上面には、HDMIを切り替えるボタンが1つとロゴ。このボタンを押すごとに、HDMI入力が順番に切り替わります。

右側面には充電用のUSB-C端子。本製品にはUSB-A to Cケーブルしか付属していないので、USB-Aに対応したUSB充電器が必要です。

左側面には何もありません。
リモコン

リモコンはいたってシンプル。
上部に、HDMI入力を左右に切り替えるボタンがあります。下部には、特定のHDMI入力に直接切り替えるボタンが配置されています。本体ボタンとは違い、直接好きなデバイスに切り替えられます。

電源は単4電池2本。電池は別売りのため別途必要です。
設置
私の環境では、以下のように接続しています。
- HDMI入力1:MacBook Pro 14インチ
- HDMI入力2:GALLERIA ゲーミングノートPC 16インチ
- HDMI入力3:未接続
- HDMI入力4:未接続
- HDMI出力:LG 34型 UWQHDウルトラワイドモニター
入力3と入力4に何を繋げるかはまだ未定。サブのMacBook ProとSwitchを繋げようかな。
この本体、結構軽め。

設置する場所にもよりますが、何も考えずに設置すると、HDMIケーブルに引っ張られて本体が浮いてしまいます。
本体をデスクを両面テープで固定しようかとも思ったけどちょっと格好悪い気がするし、現在のHDMIケーブルのほとんどがハイスピード規格で4K60Hzに対応していなかったので、この機会にウルトラハイスピードで細くて取り回しのしやすいHDMIケーブルに交換しました。

このエレコムのケーブルは、ウルトラハイスピード規格で4K/120Hz、8K/60Hzに対応。何よりケーブルの直径が4.5mmと一般的なHDMIケーブルよりもかなり細くて柔らかい。

HDMIケーブルをこのケーブルにリプレイスすることで、本体が浮くことなく設置することができました。
最終的なレイアウトはこちら。

主張しすぎることなくデスクに馴染み、その役割を従順に果たしてくれています。
使い方
操作はシンプルで、本体またはリモコンのボタンを押すだけ。モニターに表示するデバイスを簡単に切り替えることができます。
本体のボタンを押した場合は、❶ → ❷ → ❸ → ❹ → ❶の順に切り替わります。




一番左のデバイスから一番右のデバイスに切り替えるにはボタンを3回押さないといけないので少し面倒です。最大の4つのデバイスを接続するならリモコン操作の方が便利ですね。
使用感
とにかくモニターの切り替えが楽。モニターの入力切り替えに4回以上のボタン押しが必要だったのが、1アクションで切り替えられるようになり、ストレスが大幅に改善しました。
モニターの切り替わりには約3〜5秒かかりますが、PC側がモニターを認識するのに時間がかかるため、これは仕方ない。
リモコンに関しては、Anker HDMI Switchを手に届く場所に設置すれば、本体のボタン操作だけでも十分。ただ、デスクの下やモニターの裏など、手の届かないところに設置している人には、このリモコンは必須になります。また、接続できる最大の4つのデバイスを接続する人も、リモコンが重宝するでしょう。
ちなみに、うちの環境は、モニターだけでなくマウスとキーボードも複数のPCで共有しているので、デバイスを切り替える際は、
- Anker HDMI Switchのボタンを押す
- マウスの接続切替スイッチを押す
- キーボードの接続切替ショートカットキーを押す
という3つの手順を踏みます。マウスとキーボードも切り替えるならKVMスイッチを使えば?という声もありそうですが、メインモニターに映していないPCに接続したい時もあるので、あえて手動での切り替えを残しています。
まとめ
「Anker HDMI Switch (4-in-1 Out, 4K HDMI)」のまとめです。
- 複数デバイスの切り替えが非常に簡単
- 4つまで切り替え可能なので、ゲーム機などより多くのデバイスを接続できる。
- リモコンで操作できるので、本体を自由な場所に設置できる
- リモコン付4入力1出力のHDMI切替器としては最安値レベル
- 本体が軽量なため、HDMIケーブルの硬さで本体が浮いてしまう
- USB給電が必要
- デバイスが2つならオーバースペック
AnkerのHDMI Switch (4-in-1) は、複数のデバイスを使いこなす環境において、デバイスの切り替えに伴うストレスを改善してくれる製品です。
本製品は4入力に対応したモデルですが、2入力に対応したモデルも発売されています。

私は、今後、4つのデバイスを接続する予定があるので4入力にしましたが、PC2台だけとかPCとゲーム機の2台とか最低限の切り替えで良い人は、2入力の方がよりコンパクトでコストも抑えられるのでおすすめです。ただしリモコンはついていないのでお気をつけて。
もしモニターの入力切り替えでストレスを感じているなら、一度導入を検討してみる価値はあるでしょう。
