ほとんど引きこもり(リモートワーク)な私ですが、作業中になんだか頭が重く集中力が続かない、といった症状によく悩まされていました。
やる気の問題なんだろうなと思ってたんですが、AmazonでCO2センサーを見かけた時に、ひょっとしたら…とダメ元で導入してみたところ、症状に明らかな改善が見られました。
なんだか頭が重い、集中力が続かない、そんなあなたに向けて「SwitchBot CO2センサー(温湿度計)」の使い勝手や機能を詳しくレビューします。
- デスクワークが多い人
- 集中力の低下や頭痛に悩んでいる人
- CO2センサーや温度計、湿度計など、複数のセンサーを1台にまとめたい人
二酸化炭素濃度が頭痛や集中力低下の原因だった
結論からですが、SwitchBot CO2センサーにより、原因不明の頭痛や集中力の低下は二酸化炭素濃度が原因と判断しました。
厚生労働省の建築物環境衛生管理基準によると、屋内における適正な二酸化炭素濃度は1,000ppm(0.1%)以下とされており、1,000ppmを上回ると人体に影響が出てくるとされています。
出典:厚生労働省「建築物環境衛生管理基準について」
ウ 二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000 ppm以下)
どの程度の値でどのような影響が出るかは、SwitchBotにわかりやすく記載されています。

世界保健機関(WHO)や日本の厚生労働省は、室内環境における二酸化炭素濃度の管理について基準を設けています。
出典:SwitchBot「CO2濃度検査機能」
一般的には、CO2濃度を1,000ppm以下に保つことが推奨されています。この基準は、換気の適切さや空気質の確認に使われます。
高いCO2濃度は空気の質が悪いことを示し、健康や集中力に影響を及ぼす可能性があります。
では、我が家の書斎の実際の二酸化炭素濃度がいくつだったのかというと、

最高 1,520ppm
CO2センサーのない温湿度計は使っていたので、温度や湿度は常に適切な状態を保っていましたが、二酸化炭素濃度まで気を配ることができていなかったことを痛感しました。
開封
こちらがパッケージ。


内容物は以下の3点。

- SwitchBot CO2センサー本体
- USB-A to Cケーブル
- マニュアル類
本体には電池が同梱されていました。USB-A to Cケーブルは給電用です。電池駆動とUSB給電の両方に対応しているのは便利。
シンプルなデザイン

CO2センサー本体はシンプルで、部屋のインテリアに馴染みやすいデザインです。

背面にはくぼみがあり壁に掛けることもできます。

背面カバーを開けると、電池格納部とUSB-Cポートがあります。USB-Cケーブルを接続すると電池を使用せずに給電できます。

電池は同梱されているのですぐに使用可能です。

ディスプレイには、以下の情報が表示されます。
- 天気予報アイコン
- 時間・日付
- CO2濃度表示
- CO2濃度値
- CO2サプリング時間
- 快適度表示
- 屋外アイコン
- 温度表示
- 湿度表示
CO2濃度表示は、緑・黄・赤の3段階でぱっと見でわかるようになっているので便利です。開封時点で、すでに1,000 ppmを超えていました。
快適度表示は、DRY、COMPORT(快適)、WETの3パターンで表示されます。

上部にはボタンがあり、アプリとの接続時や初期化(15秒長押し)に使用します。

左の側面には温湿度センサーが配置されています。

右の側面にはCO2センサーが配置されています。
SwitchBot 温湿度計との比較
これまでは、CO2センサーのついていないSwitchBotの温湿度計でスマートホームを実現していたので、この温湿度計と見た目を比較してみましょう。

温湿度計に比べて大きくなりますが、情報量が段違いですし、文字の視認性も格段に改善されているので、このくらいの大きさでちょうど良いでしょう。
アプリ連携で機能を最大限に活用
このCO2センサーは、SwitchBotアプリと連携することで機能を最大限に活用できます。
SwitchBotアプリにCO2センサーを登録する手順を見てみましょう。まずはアプリを起動し、右上のメニューからデバイスの追加を選択します。

「デバイスの追加」画面で「CO2センサー(温湿度計)」を選択

アプリの指示に従い、CO2センサー上部のボタンを2秒間押してから、「デバイスに接続」ボタンを押します。

あとは、指示に従い設定を進めましょう。


アプリに登録できると、「ホーム」画面にCO2センサーが表示されます。早速、二酸化炭素濃度が高いと注意を受けました。

本体には天気の情報を表示することができます。「設定へ」をタップして位置を設定しましょう。

上部の「ホームの位置を設定してください。」から設置場所の位置を設定します。

これで、現在地の天気が本体に表示されるようになります。

アプリ内の設定では、ディスプレイ表示やCO2濃度の表示範囲、アラート設定、センサーの校正、快適度インジケーターの表示範囲などをカスタマイズできますまた、AlexaやGoogle Assistant、Siriなどの音声アシスタントとも連携が可能です。

購入直後はファームウェアが最新でない場合があります。アプリから簡単にアップデートできるので、初めに確認しておくと良いでしょう。
ハブがないとすべての機能を活用できない。
設置後は特に操作することなく、ディスプレイでCO2濃度や温湿度、時間などを一目で確認できます。視認性は良好で、特にCO2濃度や快適度のインジケーターは直感的に状況を把握するのに役立ちます。また、時計としても活用でき、デスク周りをすっきりさせたい方には嬉しいポイントです。

注意点としては、SwitchBot ハブがないとすべての機能を十分には活用できません。例えば、
- 外出中にCO2濃度や温度、湿度が確認できない。
- 位置情報に関連する機能(天気予報など)が使えない。
- スマホへの通知ができない。
- 他のデバイスとの連携ができない。
本体でCO2濃度や温度、湿度は確認できるので、在宅中のみ確認できればいいやと言う場合はこれ単体で十分に役割を果たしますが、外出中にも情報をみたい、他のデバイスとの連携がしたい、と言う場合には、SwitchBot ハブミニかハブ2の導入を検討しましょう。
まとめ
「SwitchBot CO2センサー(温湿度計)」のまとめです。
- CO2濃度、温度、湿度、天気、時計と、この1台で多くの情報が把握できる。
- 視認性が良く、CO2濃度や温度、湿度の変化が分かりやすいため、室内環境を快適に保てる。
- CO2センサーとしては手頃な価格帯。
- アプリが非常に優秀で、アラートのカスタマイズや他のスマートデバイスの連携が便利。
- 特になし。
正直なところ、大きな欠点が見当たりません。強いて言うなら、アプリと連携しないと機能がフルに活かせないくらいでしょうか。
個人的に一番良かったのは、集中力の低下とCO2濃度の関係に気づけたこと。
これまでは、作業中に集中力の低下や軽度の頭痛が頻発していました。特にエアコンを使う季節や花粉の季節など、窓を閉め切って換気がされない時期においてはそれが顕著でした。
それが、CO2センサーを導入してから室内環境の維持に気を使うようになってから、これらの症状が明らかに改善しました。また、時計や温湿度計の機能も兼ね備えているので、デスク周りのガジェットが減るのも良い点でした。
SwitchBot CO2センサー(温湿度計)は、ただのCO2センサーではなく、温湿度計や時計、天気なども一括で管理できるスマートデバイスです。室内環境を可視化することで、健康管理や作業効率の向上に大きく貢献してくれます。
「なんだか集中力が続かない」「なんとなく体調が優れない」と感じる人は、ぜひ一度チェックしてみてください。